2009/10/22 (木) ~ 2009/10/25 (日)
d-倉庫
出演
アラブ(劇団活劇工房)、伊神忠聡(国道58号戦線)、岡野康弘(Mrs.fictions)、柿沼大輝(演劇班赤眼鏡)、萱怜子、北川未来、後藤達也、清水穂奈美、寺内淳志(PEARLYPENILEPAPULES)、藤村和樹、松原一郎、山本美緒
脚本・演出 作者本介
こんな強い雨、服の下までどしゃ降りまみれの、
そう古くはない昔の、コンプレックスまみれの、
あたしまで、あたしまみれの、
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天才芸人・孔子大先生は80年代を一瞬で生きた。そのマニアックな芸風は一般には受け入れられず、職業芸人としてついに成功する事はなかった。
95年の阪神淡路大震災を契機に思想家に転じ、ポスト・ポストモダニズムの旗手として独自の哲学を展開。
言動や講演記録が彼を取り巻く弟子たちによって『論語』と称され編纂されたが、そのマニアックな思想体系は一般には受け入れられず、ブームが過ぎると多くの弟子が彼の元から去っていき、残った弟子たちは全員やる気がなかった。
現在は活動拠点を東京から郊外へと移し、弟子たちとともに地域の餅つき大会等のイベントに積極的に関わるボランティア集団として、あるいはお笑い芸人養成私塾として、あるいは草野球チーム「コンプレックスドラゴンズ」として、手ごたえのない日常を過ごしていた。
明日は久々の練習試合を控え準備を進めていたが、くしくもその日、二発のミサイルが沖縄と佐世保に命中し、戦争が始まっていた。
沖縄へ単身向かっていた孔子大先生の生死は不明のまま、残された弟子達は、このまま野球の準備をするべきか、それとも何かすべきか、そもそもするべき何かなど、あったのかどうか、ぼんやりしているうちに時間は過ぎていった。
窓の外は、冬と呼ぶにはまだ早い寒さだ。
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私の中の私が
何重にも折り重なって火をふいて
ああでもきっとこれは、竜だ
スタッフ
舞台美術:泉真
舞台監督:八重樫慶
照明:橋本悠歩(Quintet☆MYNYT)
音響:田中亮大
制作:丸山立
制作助手:早菜恵(劇団活劇工房)
演出助手:桑田充貴
宣伝美術:サノアヤコ
Web:きだあやめ(elegirl label)
